こんにちは、シロです。
ブログのアクセス数(PV)を集めるために必要なコトと言えば…検索エンジンからの流入(狙ったキーワードで上位表示させる)のが基本ですよね。
上位表示に必要な要素に関しては別コンテンツで解説しているので割愛しますが、検索エンジン離れが進み始めている現状を考慮すると「SNSを利用した集客」は今後ますます重要になります。
ただ、この記事を見ている方の中には「過去にTwitterやらインスタでチャレンジしたけど上手く反応が取れなかった」という方も少なくないハズ。
そこで、今回は「僕が運営している趣味ブログの成功事例とそのコツ」についてお伝えできればなと思います。
ちなみに、ここでご紹介するブログは雑記ではなく特化型ブログのTwitter集客です。
Twitterを活用したブログ集客の成功事例
まずはTwitterを利用したことで得られたPVやら何やらをざっくりと解説します。
▲アカウント運用から3ヶ月後
いくらツイートしても鳴かず飛ばずみたいな状況でしたが、集客したいユーザーが何を求めているのか…をはじめ、そのコンテンツが好きなユーザーの属性・性格などを考慮することで徐々に反応率が改善していきました。
▲初めて少しだけバズった時のエンゲージメント
ツイートから直接ブログへアクセスした数は約1,600。プロフィールを経由したアクセス数は把握できませんが、何気ないツイートで一時的にPV数が上昇。
▲運用スタートから1年後
フォロワーが増え、リツイート数・いいね数も伸びやすくなりました。上記のツイートだけでブログに8000PV以上貢献してくれました。
▲1万いいねを越えるケースも。
新規でブログを作った頃は、当然ドメインパワーが弱く上位表示が難しかったのですが、Twitter経由によるアクセス増加に加え、この時期にトレンド要素が重なったこともあり記事全体の順位が一気に上がりました。
▲特化型ブログの1ヶ月間のアクセス数
フォロワーが集まればそれだけRT数・いいね数は多くなり、アクセス数増加による広告収入も増えます。
あくまでも趣味ブログなので記事の更新頻度としては1ヶ月1~2記事程度と物凄く適当に運営していますが、それなりに安定したアクセスを集めています。今後は月間平均30万PVあたりを目標に作り込んでいければなと。
ご想像の通り、収益化の構造は以下の通りです。
- Google Adsense(クリック型広告)
- Amazonアソシエイト(成果報酬型広告)
- 各種ASP(成果報酬型広告)
※実は収益の6割はAmazonアソシエイト。アドセンスより多くなる月がほとんどですね。
ちなみに、楽天アフィリエイトも取り入れていましたが、2019年からクッキーの規約が変更された事やユーザーの属性的にAmazonの方が成約が高いため楽天は外しています。
アクセス流入の大半は検索エンジンではあるものの、Twitterから直接ブログへ誘導するだけでなく、ダイレクトに広告先へ誘導することも可能なので収益化の幅は広がってきました。
一朝一夕で出来る方法ではありませんが、ブログのアクセスアップならびにGoogleだけに依存したマネタイズから脱却するための第一歩にはオススメだと感じています。
Twitterアカウント開設からこれまでの軌跡
今回ご紹介している特化型ブログを立ち上げたのが2017年4月。その同時期にTwitterもスタートしました。
続いては、2017年からこれまでの様子をお見せしていきますね。
【2017年】
運用スタートから2ヶ月ほどは、当たるどころか、かすりもしない状況でした。
ここで「自分が狙っているターゲットはどんな情報発信者が好きなのか・あるいは嫌いなのか」をよく考えました。ツイートする内容や魅せ方もターゲット層に合わせて決めています。
ジャンルによっては発信者の個性を出したほうが良い場合もありますし、逆に淡々と有益な情報をつぶやいた方が好かれるケースもありますよね。
そのため、自分が参入しているジャンルの「ターゲット層の性格」・「どんなネタがバズりやすいのか」…などを調べながらブランディングをしていきました。
2017年度に獲得したフォロワー数は1,000人にも満たなかったです。
【2018年】
2018年に入ってから良いタイミングでネタが入ってきたこともあり、まとまったフォロワーを獲得出来ていますね。
ちなみに「相互フォローでフォロワーを増やす」的な方法や「フォローマティック」みたいなツールは使っていません。詳しくは記事内で後述します。
2018年は最終的に2,000フォロワーちょっとで締めくくれた感じです。
【2019年】
▲2月度は3ツイートで200人以上のフォロワーを獲得
この記事を書いているのが4月なので、2019年に入ってからそこまで月日は経っていませんが「これは伸びるだろう」と思ったツイートは割と反応を取れる形になってきました。
フォロワーが増えた事もあり、バズる確率も高くなってきているのだと思います。
というワケで以上がTwitterアカウントを運用し始めてからの軌跡でした。
次の項目では「フォロワーを獲得するためにやったこと」をもう少し具体的にお話しします。
フォロワーを獲得するために頑張ったコト
Twitterに関して言えば、こうしたら絶対にバズってフォロワーが爆伸びする…みたいな具体的な方法は無いんじゃないかと思います。ブランドを大切にするならなおさらです。
Twitterのアカウントを育てるのって凄く難しい(と僕は感じています)ので、再現性はかなり低い…でも何かしら役に立てばと思い、僕自身がフォロワーを獲得するために工夫したことを一応お伝えしておきます。
ユーザーが得られる「ベネフィット」
自分が誰かしらのアカウントをフォローする時って、以下のように考えて行動してませんか?
この人(アカウント)はどんな立ち位置から、どういった情報を発信していて、フォローすることにより自分がどこまで有益な情報・経験を得られるのか。
これはTwitterにとどまらずYouTubeやブログなど様々な媒体でも共通する原理だと僕は思っています。
自分に何らかの利があるからフォローする…当たり前と言われればそうなのですが、それを理解していない・ユーザーの意図を把握できていないって人は意外と多いのではないでしょうか。
僕の場合は、運営から2ヶ月目あたりから方針を変え始めましたが、アカウントを作成する前段階から「Twitter経由でユーザーに何を与えることが出来るのか」をしっかりと考えるのがオススメです。
また、プレゼント企画でフォロワーを集める方法も最近のトレンドではありますが、それが主になってはいけません。
確かにユーザーが得られるモノであることに間違いないです。しかし、それが主になれば自分自身が日頃から発信する情報(本当に見てほしいモノ)が風景化してしまいます。
この人が言うなら…と思わせる「権威性」
アカウントを運営する際に特に意識しているのが権威性です。「この手のジャンルといえばこの人だよね」…みたいな状態まで持っていけるのが理想ですね。
他メディアでは触れられていない情報を出来るだけ「早く正確に詳しく」解説する。今回一例としてピックアップしている特化型ブログはこの要素がとにかく重要なので、Twitterでは特に強く意識して発信しています。
もちろん、運営するアカウントならびにブログのジャンルによって権威性を出すために必要な要素は異なりますが、この状態まで持っていくことさえ出来ればフォロワーが多くなるだけでなく信頼してくれる根強いファンが付きます。
この権威性により「Twitter上からダイレクトで広告誘導」がより効果的になるのです。
ツイートが風景化したら終わり
「Twitterからブログへとアクセスを集めたい」・「Twitterから成約を取りたい」などなど、Twitterを活用して何らかの反応を得たいなら、ツイートを風景化させてはいけません。
コチラも僕自身が意識していることを先にまとめます。
- ユーザーの利にならないどうでも良い情報はつぶやかない
- 同じ内容を何度もツイートしない(bot化しない)
- ブログを更新しても毎回Twitterに投稿しない
このように、特化型ブログに関しては基本的にツイートする内容を厳選しています。ここぞと言う時に反応してもらえる情報だけ発信している形ですね。
トレンドブログとTwitterを紐づけているアカウントをよく目にしますが、内容を見てみると「書いた記事をとにかく露出させてアクセスを集めるぜ!」みたいな気持ちがすごく伝わってきます。
でも、タイムラインが特定のアカウントのツイートで埋めつくされたら飽きますよね。「ウザいからブロックしよう」なんて気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。
だからこそ、上記のように「ツイートするタイミングを見計らう」・「ツイートする内容を厳選する」これらが重要になってくると僕は考えています。
相互フォローは要らない。欲しいのは「生きたフォロワー」だけ
リサーチしていると「フォロワーは多いけどRTやいいねが殆ど無いアカウント」を目にした経験ってありませんか?
そのアカウントがどういった趣旨で運用しているのかは分かりませんが、集客・成約を目的にしている以上、上記のような「生きたフォロワーがほとんどいない状況」は避けるべきです。
フォロワーが多くても、反応してもらえなければ意味がありません。
- 相互フォローでフォロワーを増やす
- ただ単にトレンドキーワードをつぶやいてフォロワーを増やす
こういった手法で集めても、そもそも「この人の情報で何らかのメリットを得られる」と感じているフォロワーが少ないため、反応率が悪くなるワケですね。
確かに最初はフォロワーが少ないとフォローされにくい傾向にあります。ですが、ベネフィットをしっかりと考えて運用することで、徐々に着実にファンは増えていくハズです。
これまでお伝えした3つの要素を僕は意識しているんですが、RTやいいねを多く貰い拡散される⇒内容に共感した人がフォロワーの一部になる…といったサイクルでフォロワーは増えていますよ。
心が折れそうになる事も多々あるとは思いますが、丁寧に戦略的に頑張っていきましょう。
Twitterアカウント運営によって得られたメリット
Twitterの活用で得られたメリットは、瞬間的なアクセスアップだけではありません。
さらには、Twitter以外のSNSでも下記のような効果を得られる可能性は高いので、ブログと紐づけた運用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ブログのPVアップ+被リンクによるSEO効果
TwitterでブログのURL付きのツイートがバズれば瞬間的なアクセスが見込めます。
トレンドブログではお馴染みですが、アクセスが爆発するとドメインが評価され上位表示されやすくなります。過去にアップしていた記事も全体的に順位が上がるため、ブログの平均アクセス数も上昇…と表面的に見てもかなり大きなメリットですよね。
そして忘れてはいけないのが、Twitterからの被リンクによるSEO効果。
確かにSNSにブログのURLを記載してもnofollowタグ付きなので、直接的なリンクジュースは見込みません。しかし、ここ数年で被リンクに対してGoogleは「ユーザーの行動」も1つの評価対象としています。
ここで指すユーザーの行動とは…「リンク先のサイトをユーザーがしっかりと巡回しているか」という意味です。
- 回遊率
- 滞在時間
が大切になるワケですね。
つまり、nofollowタグが付いていたとしても、ユーザーがサイトをしっかり閲覧していれば、質の高いサイト・コンテンツと評価される可能性が高いです。もちろん、ドメインパワーが強い被リンクとは比較にはなりませんが。
逆に言えば、どんなに良質な被リンクを受けても「そもそもリンクをクリックしない」・「アクセスしたユーザーがすぐに離脱する」なんて状態では理想的なSEO効果は得にくいのです。
指名検索増加によるSEO効果
これはブランディングを確立できた場合のお話しですが、アカウント名ならびにサイト名が多くのユーザーに認知されれば、それだけ検索エンジンで検索される頻度が増加します。
この指名検索が増えればGoogleからサイトが高く評価されるため、上位表示される可能性もアップするというワケです。
ちなみに、例に挙げている特化型ブログは月間検索1000回ほど。
また、検索エンジンでなくともSNS内で「アカウント名(ブログ名)って〇〇だよね」的な内容が頻繁にツイートされるとそれもGoogleの評価の対象となります。いわゆるサイテーションと呼ばれる要素ですね。
ただ、ネガティブなツイートに関しても評価基準となるため、よりユーザーから信頼を得られるような健全な運営を心掛けたいところです。
Twitterからダイレクトで広告へ誘導できる
Twitterを活用して特に良かったなと感じたのがこの部分です。
上述した通り、アカウントに権威性が出てくると「この人が言ってるなら間違いない」と感じるユーザーは増えてきます。
そうなると「Amazonの商品リンクやらASPのリンク付きでツイート⇒成約」なんて導線も再現できちゃうワケです。フォロワーが多ければそれだけ成約数も多くなります。
もちろん、やりすぎるとユーザーからの信頼が落ちるので多用することは出来ませんが、Googleだけに依存したマネタイズから脱却するための手法であることに間違いないです。
今後の抱負とか
最後に、今回ご紹介した特化型ブログの運営方針や今後の抱負について軽めに。
ゆる~く。でも、戦略的に
特化型ブログといっても、空いた時間に自分の趣味を発信して収益化出来たらいいな程度のメディアなので、他に作成しているサイトのように根を詰めてやる予定はありません。
ただ、3月に起こったGoogleの大型アップデートによる影響は少なからず出ているため、もう少し戦略的に作り込む必要があるかなと。
YouTubeでも収益化・集客を狙う
ブログならびにTwitter上でのブランディングはほぼ確立できているので、今後はYouTubeでの収益化・ブログへの集客を視野に入れて行動していこうと考えています。
最初はまた骨が折れる作業の繰り返しだと思いますが、ブログも観たくなる魅せ方…さえできれば、YouTubeからユーザーを流入させることも出来ますし、ユーザーが増えればより指名検索が増加し今以上にSEO効果も見込めるのでは…などと考えている次第ですね。
というワケで、今回の記事はこんな感じで終わりです!